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2020

「ゴールを奪えるDFに」アルビレックス新潟内定・遠藤凌インタビュー

 3年次からディフェンスラインの中核を担い、最終学年となった今シーズンはキャプテンとしてチームの屋台骨を担う遠藤凌。2021シーズンからJ2・アルビレックス新潟に加入することが発表された今、大学4年間と、浦和ユース出身の遠藤だからこそ持つ新潟への想いを語ってもらった。


取材:竹中玲央奈

写真:小嶋すみれ



  不安を抱えながらも、自らの力で乗り越えた桐蔭大での4年間

 

-浦和のユースから桐蔭横浜大学へ進学する選手は珍しいなと思いました。なぜ桐蔭を選んだのでしょうか。

最初から関東1部リーグの大学を探していました。体育教員の免許も取りたかったので、いくつか候補があったのですが、最初に受けた大学のセレクションは落ちてしまって。次に浦和ユースの先輩がいた桐蔭大の練習に参加して、合格しました。

 

 -入学時のチームの印象はいかがでしたか?

本当に上手い選手が多いな、と。特に自分たちの代は鳥海(芳樹)や橘田(健人)ら高校時代から有名な選手が多かったんです。高校生の時もレベルの高い中でやらせてもらっていましたが、大学でも色々なところから選手が集まってくるので、レベルの高さを感じていました。

 

-トップチームまでの歩みを教えてください。

1年生の時はIリーグ(インディペンデンスリーグ)で、2年生は社会人チーム(TUY)でプレーしていました。2年生の10月に社会人リーグが終わってから、トップチームに参加しました。2年生の後期はベンチにいましたが、3年になってから試合に出始めましたね。

 

-関東大学1部リーグでプレーした印象はどうでしたか?

最初は強度がとても高くて、試合に出ていてもついて行くのが精一杯でした。「このままやっていけるのか」という不安もありましたが、2戦目でゴールを決められてそれが自信になりましたね。

 

-競り合いの部分では関東トップクラスかと思います。

昔はそんなに競り合いに強いタイプではありませんでしたが、4年生になっても負けることがあったので「このままじゃダメだ」と奮起したんです。GKコーチにボールを蹴ってもらって、ヘディングの練習を毎日していました。

 

-大学4年間で成長した部分はどんな点ですか?

フィジカルですね。入学したときは今よりもっと細くて、体重も軽かったので筋トレに励みました。ここは自分でも意識して変わった部分でもあります。

 

-大学4年間はプロ入りを意識していたのでしょうか。

プロになるためにやっていましたが、1年生の時から活躍する同期を見てその難しさも感じていたんです。ですが、3年生から試合に出て自信をつけて行く中で、プロへの意識は一層強くなりました。



 

「ユニフォームを着て応援していた」新潟・田中達也の存在

 

-新潟からオファーが来たタイミングはいつごろでしょうか?

アミノバイタルカップ(9月)のタイミングで、安武(享)監督から「新潟が評価してくれている」と聞きました。具体的な話が来たのは10月の終わり頃だったと思います。自分が出ていなかった試合の時に「出ている時に観に来ます」と言われたので、気にかけてくれているんだと感じました。

 

-練習参加の時の印象はいかがでしたか?

実は、練習参加には行ってないんです。行きたいと思っていたのですが、行けなかったのでオファーは来ないと思っていたんです。そんな中、急にオファーをいただけたのでビックリしましたね。

 

-新潟で期待される部分はどの点にあると思いますか。

統率力ですね。「チームをまとめて欲しい」と言われています。桐蔭ではキャプテンを務める中で、声を出したり周りを引っ張って行くのは意識していた点だったので、それを評価してもらったと思います。

 

-練習参加をしていない状況での入団にはプレッシャーを感じますか。

それはありますね。でも、チームに入ってしまえば関係ないと思うので、最初から自分を出していきたいです。

 

-アルビレックス新潟のイメージはいかがでしょうか?

昔から新潟と(高校時代に在籍した)浦和はつながっているイメージがありました。選手の移籍も多かったので、そういう意味ではうれしかったです。ファンも熱狂的なイメージを持っているので、スタジアムでプレーするのが楽しみですね。小さい頃から試合を見ていてJ1にいるイメージがあるので、自分がJ1昇格に貢献できればと思っています。

 

-新潟で気になっている選手はいますか?

田中達也選手ですね。浦和レッズを小さい頃から応援していてバリバリ活躍していた選手ですし、実は田中選手のユニフォームを着てスタジアムで応援していたんです。親にオファーをもらった事を伝えた時にも「田中達也選手がいるじゃん!」とすぐに反応したくらいです。

 

-ここからがスタート地点になるかと思います。どういった選手になりたいかを最後に教えて下さい。

僕はDFですが、サッカー選手としてはゴールを決める時が一番嬉しい瞬間です。CKやセットプレーから点を取ることも自分の持ち味だと思っているので、存分に発揮してDFでもゴールや攻撃に絡むプレーヤーになりたいですね。



<Profile>

遠藤 凌(えんどう りょう)

ポジション:DF

生年月日:1998年 7月6日

来歴

坂戸ディプロマッツ-浦和Y-桐蔭横浜大学-アルビレックス新潟(2021シーズン加入内定)


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